郡上八幡城 奥美濃の雄 遠藤氏の居城

【郡上八幡城模擬天守閣】
【歴 史】郡上踊りで有名な八幡町に築城された城郭です。永禄2年(1559)遠藤盛数が山頂に砦を築き、稲葉貞道、遠藤慶隆の攻防を経て大普請され、寛文七年(1667)、六代城主遠藤常友によって幕府から城郭として認められるに至りました。その後は井上・金森・青山の各氏が居城し明治まで存続しました。昭和8年(1933)天守台跡に模擬城として天守閣・隅櫓・高塀を建て今日に至っています。現存の天守台に築かれた天守閣は全国でも最初に築かれた模擬天守閣として有名です。模擬とは言え70年以上郡上八幡の町に君臨している大変貫禄のある城郭です。
天守閣へは大堀切を埋め立てたすぐ下の駐車場まで車で登ることができます。天守は郡上八幡の風情によく馴染んでおり、まるで江戸時代からその場所に建っていたかようなの印象を受けます。日本に数ある模擬天守の中では成功例であると思います。

■場所:郡上市八幡町一ノ平 ■築城主:遠藤盛数
■別名:八幡城 ■城形式:山城
■築城年:永禄二年(1559) ■城遺構:曲輪・石垣・堀切・土橋・井戸・模擬天守


【井戸跡と堀切跡 (現 駐車場)】

【正面入り口から見た模擬天守】

【模擬天守からの眺望】

【本丸曲輪の石垣】