東町城 武田家の影響で築城

【東町城模擬天守閣】
【歴 史】16世紀末、甲斐の武田信玄の越中攻めの際、その重臣山県昌景が江馬氏に命じて築城させたと伝えられています。武田勢が本国へ引き揚げた後、江馬氏は家臣河上中務尉に守備を命じ、金森氏が入国してからは、その家臣山田小十郎が守備したと伝えられています。元和元年(1615)の一国一城令により取り壊されました。
 城跡はスーパーカミオカンデで有名な飛騨市神岡町にあります。小高い丘の上に建てられた模擬天守からはかつて鉱山業で栄えた町の街並みが一望できます。併設の施設では鉱山関係の資料が展示されています。

■場所:飛騨市神岡町 ■築城主:江馬氏
■別名:野尻城 ■城形式:平山城
■築城年:16世紀末 ■城遺構:曲輪・空堀・竪堀・櫓台・石垣・模擬天守


【模擬天守閣からの眺望】

【東町城の空堀】