荻町城 世界遺産を見下ろす城

【荻町城の土塁と空堀跡】
【歴 史】築城年代は未詳ですが、南北朝の頃、南朝の公家達が隠れ住んだ城といわれています。その後内ケ島上野介為氏が信州より白川郷に入り帰雲城を築城(1465年頃)しました。その時白川郷に勢力を持っていた正蓮寺を攻め白川郷を掌中にした内ケ島氏の家臣山下大和守氏勝が荻町城を代々の居城としました。城主氏勝は内ケ島氏の滅亡(大地震による帰雲城の崩壊1585年)の後、徳川家に仕え名古屋城の築城に献策しました。遺構は本丸の北・南・西の三面は絶壁となっており、特に腰曲輪などは設けない居館式の城であり珍しい様式と伝えられています。この城の眼下には世界遺産「白川郷の合掌集落」が広がっており、合掌集落を見るためのビューポイントとして訪れる人が多い城址です

■場所:大野郡白川村荻町 ■築城主:不明
■別名: ■城形式:山城
■築城年:南北朝の頃建仁元年(1201) ■城遺構:曲輪・空堀・竪堀・土塁・石垣・櫓台・虎口


【城址から見た白川郷合掌集落】

【荻町城址】

【荻町城址遠望】