高山城 飛騨藩主金森氏の居城

【高山城の本丸跡】
【歴 史】天正13年(1585)7月、金森長近が秀吉の命を受けて飛騨へ侵攻し、翌年飛騨一国を賜りました。城地として天神山古城跡を選定し、築城は天正16年(1588)か始め、慶長5年(1600)までの13年で本丸、二の丸が完成し、以後可重によってさらに三の丸が築かれました。高山城は信長の安土城構築直後に築かれたため大きな影響を受けています。軍事的機能を優先せず、御殿風の古い城郭形式を持ち、外観二階、内部三階の構造を持った天守を備えています。元禄五年(1692)金森氏が出羽国上山に国替えされると、その後は加賀前田藩が城代を務めました。そして元禄八年(1695)高山城は破棄され飛騨が天領となると、金森氏の下屋敷は代官所となり、現在まで残る高山陣屋となりました。

■場所:高山市城山 ■築城主:金森長近
■別名: ■城形式:平山城
■築城年:天正16年(1588)か天正18年(1590) ■城遺構:曲輪・石垣・水堀


【高山城の大手門模擬石垣】

【東北曲輪跡】

【高山城水手門付近の石垣】

【高山城本丸屋形跡】

【二の丸屋形跡】

【高山陣屋玄関】