牛ヶ鼻砦 森氏の馬串砦に対峙する河岸上の砦

【伝 毛利山城址の石垣】
【歴 史】『金山記』によると、天正10年(1582)に加治田城主・斎藤利尭らによって、金山城主・森長可に対抗するために築かれたという。
『本文は岐阜県中世城館跡総合調査報告書第3集』(岐阜県教育委員会 2003年)


牛ヶ鼻砦跡は現在、神道系の宗教団体「荒薙教」の施設が建てられています。砦跡は、一般的に「こびの天狗山」と呼ばれており、その名が示すように施設内のあちこちに天狗様の像が見られます。本殿のある場所が当時の主郭であったようです。砦内には目立った遺構はありませんが、牛ヶ鼻砦址ではなく毛利山城址という看板とともに城址の石垣と伝わるものが展示されています。

■場所:美濃加茂市森山町 ■築城主:斎藤利尭
■別名:毛利山城 ■城形式:山城
■築城年:天正10年(1582) ■城遺構:曲輪、空堀(?)


【砦址に設けられた荒薙教の宗教施設】