釜戸陣屋(かまど) 木曽衆 旗本馬場氏の陣屋跡

【釜戸陣屋の土塁跡】
■場所:瑞浪市釜戸町
■主な城主:馬場氏
■別名:旗本馬場氏陣屋
■形式:陣屋
■築城年:関ヶ原合戦後 1600年以降
■城遺構:曲輪・土塁・石積
■標高:
■比高:0m

天正10年(1582)本能寺で織田信長が討たれると、たちまち世は乱れ始めました。兼山の城主森長可は急いで東濃各氏を攻め、自分の支配下に収めると、瑞浪一帯を治めるため、ここに陣屋をおきました。後に関ヶ原合戦で手柄を立て、釜戸などを領地にもらった旗本馬場氏も、ここに陣屋を置きました。現在の陣屋跡は南側が旧国鉄時代の線路建設(現在の線路は別場所に移転)により破壊されているようですが、北側にはいまだ広大な土塁が残されています。ただし陣屋内は竹藪で覆われており、内部に入って探索するのには少々難があります。なお陣屋の道沿いに説明表示があります。


【釜戸陣屋遠望】

<今城へのアクセス>
国道19号線を多治見方面から恵那方面に進む途中、瑞浪市内で車線が片道1車線へと変わる「鶴城」交差点から2km程進むと右側に樹木が小山のように密集した場所が現れます。ここが釜戸陣屋跡です。国道の右側に「釜戸ふとん」という看板が見えたら、看板の横から陣屋方向に延びている小道を右折して、100m程で陣屋跡です。車は小道を曲がったすぐの路肩に止めさせてもらいました。電車の場合はJR釜戸駅の改札を抜けたら駅前の道を右折し、そのまま約2km程歩くと陣屋のある竹林に到着します。