上恵土城(かみえど) 森長可によって攻略された平城

【上恵土城址の土塁跡】
■場所:可児郡御嵩町上恵土
■主な城主:長谷川五郎右衛門
■別名:荏土城、新村城
■形式:平城
■築城年:不明
■城遺構:土塁、空堀
■標高:106m
■比高:0m

戦国時代の15世紀末頃に荏土城と呼ばれていた平城で、のちに上恵土城と称されるようになりました。築城年代は定かではありませんが、天正10年(1582)頃の城主長谷川五郎右衛門は、大森城主奥村又八郎と謀って、金山城主森長可を攻め滅ぼそうとしますが、逆にその謀議の報告を受けた長可に攻められ、落城したと伝えられています。『パンフレット『みたけの城址ガイドマップ(御嵩町観光協会 発行)』より本文抜粋』
付近は住宅地で城址も私有地となっており、また案内表示もないため見つけにくいかもしれません。ただし土塁は確認しやすいように一部の樹木が伐採整備されているようでした。

<上恵土城へのアクセス>
国道21号「上恵土本郷西」信号交差点を250m程南下した左側に細道があり、細道を直進した突き当り一帯が上恵土城址となります。住宅地のため付近に駐車場はありません。ショッピングモール ラスパ御嵩の東側付近です。