中西城(なかにし) 小規模ながらも土塁と堀切を有する城跡

【中西城の主郭土塁】
■場所:恵那市山岡町久保原
■主な城主:遠山左京進
■別名:久保原城
■形式:丘城
■築城年:不明
■城遺構:曲輪・堀切・土塁
■標高:530m
■比高:20m

『山岡町史資料扁上』所収の江戸期の文書によれば、永禄頃(1558〜1570)に遠山左京進が城主であり、「久保原城」と呼ばれていた旨、記されている。『「岐阜県中世城館跡総合調査報告書第3集 岐阜県教育委員会」より本文抜粋』
城跡の比高は20mであり、案内表示も立てられているため、その上、明瞭な堀切や土塁などの遺構を見ることができる初心者向けの城址です。


【主郭跡)】

【堀切跡】

【主郭切岸と下段郭跡】

<中西城へのアクセス>
中央高速自動車道の恵那IC出口を右折し、次の信号交差点「坂の上」の五差路を直進か左折をしたら、国道19号線との合流案内表示に従い、多治見・名古屋方面に進みます。国道19号線を約6km程走った「向流」の信号交差点を左折し、国道418号線に入ります。そのまま国道418号線を約11km程進んだ左側に中西城の登城口の看板があり、その奥の丘が中西城址となります。付近に駐車場はありませんが、少し直進した左手に広めの路肩があります。