落合砦(おちあい) 明知城の西南を固める砦跡

【明知城から落合砦を遠望(中央手前)】
■場所:恵那市明智町落合
■主な城主:遠山氏
■別名:千畳敷城、土岐明智城、多羅砦
■形式:山城
■築城年:不明
■城遺構:曲輪・井戸
■標高:504m
■比高:50m

鎌倉時代の宝治元年(1247)遠山景重によって明知城が築城され、西南に当たるこの台地を、戦略上重要な地点として、築いた砦と伝えられる。この砦の東をはしる南北街道を一望し、いざ戦いともなれば城山の各砦と呼応して前線基地となり、出城の役割を果し、物見、のろし台などもあり戦略上の一つTの拠点であったと考えられる。天正年間遠山家の一族、串原五郎経景がこの砦を守ったとも伝えられている。またここは光秀公伝説の一つとして「光秀産湯の井戸」も残されています。落合砦は、明知城や仲深山砦のような技巧的な縄張はありません。そのため両城が築城される以前の拠点、あるいは明知城攻めの陣城とも考えられます。『現地説明版より本文参照』
高山城は土岐川沿いの小山に築かれた東濃西部における重要な軍事拠点です。伝出丸跡は展望所となっており、そこから明知城址や仲深山砦跡の遠景や、市街地を一望することができます。


【伝 出丸(二の郭)跡】

【伝 主郭跡】

【伝 三の郭跡(光秀公産湯の井戸)】

<落合砦へのアクセス>
明知鉄道の明智駅から見て国道363号線(駅前交差点)を右折し、新町交差点を直進すると県道11号となります。信号から300m程進んだ左手に千畳敷公園の看板があるので、この丁字路を右折します。山道を登った先が千畳敷公園となっており、公園の駐車場に駐車できます。